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春風堂の健康シリーズ 「塩」

世は正に減塩運動が盛んで減塩、しょうゆ、みそ、梅干し料理など塩を使う食品は減塩パレードです。なぜ減塩なのでしょうか?

ひとつには高血圧は塩が原因だとされているからだと思います。しかし、これほど減塩運動しても高血圧の患者は減っていないそうです。以前は、血圧は年齢プラス90以下が正常とされていました。

アフリカのマサイ族は塩をあまりとらないので高血圧の人は少ないですが寿命が短く平均して40歳位しか生きていません。一方、グルジアの超長寿者152歳の長老ほか130歳代の人の血圧は340~350あったそうです。彼らは皆ブドウ酒を飲み葉巻を吸うのが習慣でした。それでも病気せずに長寿です。これらのことは何を物語っているのでしょうか。

ひとつには高い血圧でも破れない血管なら心配ないと云えます。1950年頃の日本は塩を20~30グラムとっていました。

ここで塩の本当の事を知っておきましょう。

塩には自然塩と科学的に製法された化学塩とが有ります。昭和35年には安いコストで大量につくられるイオン交換膜製塩法が採用され全国一律にこの白い塩を摂るようになりました。塩は専売制度でしたが、平成9年に廃止になり現在は認可制度で認可さえおりれば誰でもつくれるようになりました。

現在販売されている塩は、

①食塩(100%塩化ナトリウム)
②海水塩(78%塩化ナトリウム+22%ニガリ)

が有ります。

食塩の方はサラサラして使いやすく安いので一般的には食塩が良く使われています。しかし、食塩にはニガリが含まれていません。ニガリは人間が生きて行く上で大変重要なミネラルで92種類の元素が含まれています。ニガリの微量成分をとることで臓器や組織、ひとつひとつの細胞が正常に働き出し、高血圧の患者はそのような効果で血圧が下がり、低血圧の人は正常な値に戻るそうです。

今日のポイント 血液の正常な組成

人間の血液は0.85%の塩分が含まれている時が、PH.(ペーハー)は7.4で弱アルカリで一番健康な血液で病気になりにくい体質だと云われ、7が中性で、7より大きいとアルカリ性、7より小さいと酸性になり、陰性体質になると免疫力が落ち病気になりやすいと云われています。

投稿日:2018.06.07